2018年4月11、12日、東京国際フォーラムで宣伝会議主催「アドタイ・デイズ」が開催された。初日には、『進化する大学広報~ROUND 2~』と題し、近畿大学 総務部 総務部長 世耕石弘氏(写真中央)、東洋大学 総務部次長 兼 広報課長 榊原康貴氏(写真右)が登壇。モデレーターは月刊広報会議 編集長 森下郁恵氏(写真左)が務めた。その模様をお届けする。
アジェンダ
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東洋大学のリオ五輪、桐生選手の9秒98、箱根駅伝それぞれの広報価値は?
◆森下氏(月刊「広報会議」編集長):みなさん、こんにちは。今回は『進化する大学広報のROUND2』となります。実は、2年前にROUND1を実施しました。その際、近畿大学の世耕氏から「箱根駅伝は嫌いだ!」といった発言も飛び出しまして、今日も白熱したバトルが見られるのではと期待しています。本日のテーマは、各大学の最近の取り組み、企業とのコラボ、そして最後に次なるチャレンジについてお話頂きます。では、まずは自己紹介を、東洋大学の榊原さんからお願いします。
◆榊原氏(東洋大学):はじめまして、榊原と申します。わたしは大学卒業後、そのまま大学職員として東洋大学に就職しました。現在は広報におり、広報や入試、キャリア支援を行っています。東洋大学は、明治の哲学者 井上円了が1887年開学、哲学を発祥としている大学です。今年で創立131年目になります。現在は大学には、5つのキャンパス、13学部46学科あります。学生数は約3万人です。13学部のうち文系が7学部、理系が6学部です。みなさんには意外!と言われるのですが理系の学部が半分近くあります。今年の入試志願者数は11万5000名で、志願者ランキングで第5位です。学校法人東洋大学には、中高、幼稚園もあり、広報の仕事はそのすべてをカバーすることになります。
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◆世耕氏(近畿大学):こんにちは、近畿大学 総務部長の世耕と申します。近畿大学は、5年前に広報部ができて、去年の4月、総務部の中に広報の機能を取り込みました。広報室は、宣伝と広報をかねており、私はその責任者をやっています。私は、以前、鉄道会社の近畿日本鉄道(略して近鉄)で企業広報、IRを7年半やっていました。そこから近畿大学に来て10年が経ちます。通算で18年ぐらい広報をやってきました。広報業務の範囲ですが、われわれも東洋大学と同様、大学だけではなく、附属学校、幼稚園、医学部、附属病院、水産研究所等も含めて行っています。
◆森下氏(月刊「広報会議」編集長):ありがとうございます。では、さっそく各大学の取り組みを聞いていきたいのですが、榊原さんから最近のトピックスと広報の課題について、お願いします。
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