アイディーテンジャパンは、英ロンドンで世界初となる生酒イベントを開催した。温度管理の課題から配送が困難だった生酒だが、同社の冷蔵国際空輸便でイベントを実現させた。同イベントでは、生酒人気投票や、オークション、テイスティング等が行われた。
人気投票は、全国39銘柄から来場者約1000名が投票。1位には、富山県 吉乃友酒造の「后28%」が選ばれた。2位以下は次の通り。
2位 鳴門鯛 吟醸しぼりたて 生原酒(徳島県 本家松浦酒造場)
3位 極撰南方 大吟醸(和歌山県 世界一統)
3位 白川郷 純米 にごり酒 出来たて生(岐阜県 三輪酒造)
5位 八鹿 にごり酒(大分県 八鹿酒造)
オークションは、日本酒や伝統工芸品を出品。秋田県の金紋秋田酒造「山吹42年」は約32万円、和歌山県の有本農園「Plumity Black 5 years」は約3万円で落札された。
さらにテイスティングは、硝子、錫、鉄、銅、木、陶器などの素材と伝統工芸の職人技による多彩な酒器で、来場者は日本酒の味覚の変化を楽しんだ。
今回のイベントで、ロンドンの高級日本食レストランが購入を検討する等、イギリス坂路の開拓へのきっかけになったという。同社澤田代表取締役は、「日本の旬、職人の技、地域の色を届けるインフラ構築の面から地域産品販売強化やインバウンド事業に貢献したい」と豊富を述べた。(BizMICE編集部)