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2021年4月10日

オンラインでプレス発表会を実施! 検討に必要な6つのポイントとは?

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新型コロナの影響によりオンラインでプレス発表会(広報)やIR説明会、決算発表会、株主総会を開催する動きが活発化している。そこで今回、オンラインでプレス発表会を開催する上で検討すべきポイントを紹介する。

 

アジェンダ

  • オンラインプレス発表会(広報)の検討に必要な6つのポイント
  • フォトセッションや個別取材はどうする?

オンラインプレス発表会(広報)の検討に必要な6つのポイント

 

「新商品発売に向けてプレス発表会を予定しているがオフラインではできない。オンラインでプレス発表会(広報)を実施するには、どうすれば良いのかわからないので支援してほしい」。弊社(MICEプラットフォーム)に、こういった問い合わせが増え始めてからはや一年になる。プレス発表会に限らず、オフラインで行ってきた各種会合も、オンラインで実施したいという相談が急増した。

では、オンラインでプレス発表会を行うためにはどう準備を進めていけば良いのか?

全体の流れは概ね以下の通りだ。

「プレス向け発表会実施の意思決定」→「発表会の開催日時・プログラム・スピーカー等の確定」→「配信プラットフォームの確定」→「プレス向けに告知」→「発表会当日に向けた準備&来場者管理」→「発表会当日の運営」→「掲載メディアのまとめ」。次に、発表会当日のプログラムを見てみる。オフラインの発表会では、「ご挨拶、プレゼンテーション、質疑応答、フォトセッション、個別質疑応答」と行った流れで構成される。これらをオンラインで実現する場合、検討ポイントが6つ浮かび上がる。

以下の6点がそれだ。

  • セッションの配信方法
  • 質疑応答
  • フォトセッション
  • 囲み取材
  • セキュリティ
  • 動画配信プラットフォーム

1つ目は、セッションの配信方法をどうすべきかである。開催プログラムにある”ご挨拶”と”プレゼン”を、ライブ配信にするか、事前に収録し、擬似ライブ配信にするのかの選択だ。オフライン(リアル)のプレス発表会はライブであるため、「オンラインもライブ配信が良いのでは?」と考えられる。しかし、事前収録はCEOはじめ役員やスピーカーのスケジュールを押さえやすい、また通常人前で話し慣れているCEO・役員だが、オンライン配信はカメラの前で話しをすることになるため多少戸惑いが生じることもありえることから事前収録が良いケースもある。ここは状況に応じてを選択する必要が出てくる。また協業や資本提携等を発表する場では、複数社で行うケースも多い。ライブ配信の場合、複数社が異なる場所から二元中継を行うことも可能だ。

2つ目の検討ポイントは、質疑応答をどう実現するのかという点。オフライン(リアル)プレス発表会の質疑応答は、質問がある方に挙手してもらい、スピーカーもしくは司会者が指名する。指名された質問者はマイクを渡され質問し、スピーカーが回答する。オンラインの場合の質疑応答は、2つの方法がある。1つ目は、視聴者(メディア)と音声や映像を使って質疑応答するパターン。これは双方向のWeb会議ツール(Zoomやteams、webex等)を使って行う。画面越しではあるが、視聴者とリアルタイムでやりとりができるので臨場感を出すことが可能だ。もう1つはチャットや問い合わせフォームで質問を受けつけ回答するパターン。前者に比べて臨場感では劣るが時間管理しやすいといったメリットがある。

フォトセッションや個別取材はどうする?

 

3つ目は、フォトセッションをどう実現するかという点。メディア側が発表内容を報じる際、写真や動画を交えて報道するケースが多い。主催者サイドにとっても、写真や映像付きで報道してもらった方が、より読者や視聴者に伝わるため、その方が良い。オンラインプレス発表会だとどうしてもこれが実現しづらい。

4つ目は、囲み取材や個別取材にどう対応するか。各メディアの記者は、発表内容をもとに独自の視点で質問をし、深掘りする。前述の質疑応答時間は、時間が限られているため、個別取材に対応する余地は残すべきだ。さらに個別取材の申込受付は、プレス向け発表会の開催告知をすると同時に伝えた方が良い。

5つ目は、セキュリティ。オンラインプレス発表会の場合、プレス以外の一般ユーザーが閲覧できてしまうリスクも生じる。一般公開OKの発表なら問題ないが、クローズドで開催したい場合は、そのページの閲覧を認証制にするなどの対策が必要になる。

最後は、これらを踏まえて最適な動画プラットフォームを選択することだ。各プラットフォームには、得手、不得手がある。それらをきちんと認識し、ニーズに合致するプラットフォームを選択することが重要になる。

以上、オンラインプレス発表会を実施する際に検討すべきポイントを見てきた。コロナが長引くなか、オンラインで配信できることは日々進化している。弊社ではお客様の要望に応える最適なオンラインプレス発表会のご提案が可能だ。ぜひ、不明な点や疑問、課題があればお問い合わせいただきたい(BizMICE編集部)

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