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2018年4月28日

会議室、セミナールームの面影がまったくなくなる・・・DAYS赤坂見附のユニークな使われ方とは?

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2014年12月にオープンしたDAYS赤坂見附。東京メトロ赤坂見附駅の目の前、赤坂駅から徒歩圏にある好立地だが、立上げ当初は苦労したという。パンフレットを作成しポスティングを行ったり、グーグルやヤフー、フェイスブック広告等でプロモーション活動を行う等、さまざまな施策を行った。徐々に知名度が上がり、かつ利用者の口コミもあって、利用が増えていったと語るDAYS赤坂見附 Manager村上氏。村上氏は同スペースのマネジメントを行いながら、実はもう一つの顔を持つ。その顔とは?村上氏にDAYS赤坂見附の戦略とともに話をうかがった。

 

アジェンダ

  • 貸し会議室、セミナールームの運営ともう一つの顔とは?
  • DAYS赤坂見附の会議室、セミナールームの面影がまったくなくなる・・

 

貸し会議室、セミナールームの運営ともう一つの顔とは?

 

DAYS赤坂見附のコンセプトは、“お客さまが輝けるオリジナルな価値”と、“貸し会議室という堅いイメージではなく居心地の良い空間を提供する”だ。知名度も徐々に上がりだし、会議室、セミナールームの利用は増え、一度、利用してくれたお客さまはリピートしてくれる確率も高くなっていった。

一方で課題も発生する。同施設には、会議室、セミナールームの他にスタジオがある。前者の利用増に反し、スタジオの利用者数は伸び悩んだ。

Days赤坂見附の予約はここをクリック
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「昼と夕方、一人のお客さまともっとタッチングポイントを増やしたい」「昼は会議室やセミナールームを利用、夕方以降はスタジオに来てもらえないか」と考えた村上氏は、自分の資格を思い出す。村上氏のもう一つの顔とは、エアロビクスやバランスボール教室を開けるスポーツインストラクターの資格を持っていることだ。

そのようなことを考えている同時期に、DAYS赤坂見附の運営スタッフの採用を行っていた。するとなぜかマインドフルネス、ボイストレーナー、社交ダンスのインストラクター3名の採用に成功。村上氏が自然と引き寄せたのだろう。そうして昼間は施設の運営業務を行いながら、月に数回、夕方以降に各自が教室を開くというユニークな体制が築かれていった。

 

会議室、セミナールームの面影がまったくなくなる・・

 

ユニークな体制が招いたのかどうかはわからないが、同施設はユニークなスペースの利用用途が多いという。たとえば、ドラマやバラエティ番組の収録。バラエティ番組では、セミナールームの面影がまったくなくなるほどガッツリとセットを組み収録を行う。「こんなに変わるのか」(村上氏)と出来あがったセットを見て何度も驚いた。

セット組みも手慣れたもので、夜からセットを組み、リハーサル、本番の収録を行って撤収するまで半日もかからない。とはいえセットを組んでみて、少し物足りないといったこともある。そんな時、番組の制作スタッフから相談されることも多い。「リアル性を出したいので、××に近いイメージのものはないか」等。そんな時は一緒になって考えるとした。また同施設の近くでドラマのロケがある場合、衣装置き場や休憩室としても使われることもある。他には、舞台、ダンス練習、さらにオーディションの場、着付け教室、ファッション関係の展示や撮影、余興の練習場等としても使われるという。一般的な利用用途としては、企業がセミナーや会議、研修に使うことが多いとした。

DAYS赤坂見附のコンセプトの一つ、利用者にとって居心地の良い空間とは、ハード面はもちろん、ソフト面でのお客さまニーズに応えるという側面が大きい。利用者ニーズが多様化する中、それに対応してきたDAYS赤坂見附の今後に関して村上氏に聞いたところ、「お客さまともっともっとコミュニケ―ションを取っていき、何でも相談してもらえるような関係性を作っていきたい」と語り話を締めくくった。(BizMICE編集部)

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